【県指定:有形民俗】ウイピャームトゥの祭場~ういぴゃーむとぅのさいじょう~


ウイピャームトゥの祭場01

ウイピャームトゥの祭場02

ウイピャームトゥの祭場03

砂川集落の南方の上比屋山遺跡内にあるマイウイピヤー・クスウイピャー・ウイウスの籠(こも)りの儀礼に用いられる3棟の家屋は、祭場内の石垣などとともによく保存されていて、宮古の村落祭祀を理解するうえで極めて貴重である。3棟とも側面が琉球石灰岩の石積みで、高さ120~130cm程度の軒の低い造りである。それぞれほぼ南向きで、内部面積は30㎡前後、内部には北側の壁にそってイビと呼ばれる香炉を置いた石組みがある。
祭神に関する由来については「雍正旧記」(1727年)や「宮古島記事仕次」(1748年)に明記されている。2月籠り・ナーパイ・8月籠り(節祭り)などの主な行事には、ムトゥに属する人々が数日間籠り、籠り家の前庭における船漕ぎ儀礼、ニーリピャーシを歌う儀礼がある。



≫Gooleマップで見る

≫ストリートビューで見る