有形文化財

【市指定:有形民俗】七又のミーマガー~ななまたのみーまがー~

七又のミーマガー

七又集落から東南へ600m程の崖下にある湧泉である。七又地区は湧泉に乏しく、飲料水源の確保には想以上の困難を極めたとみられる。当泉は崖下にあるため岩伝いに降りなければならず、水運搬はかなり重労働であったことが予想される。 明治の末頃、住民は岩盤を削ったり、岩石をはめ込んだりして階段をつくり、その通路[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】山川ウプカー~やまがーうぷかー~

山川ウプカー

山川集落から北へ500m程の所にある湧泉である。「雍正旧記」(1727年)に「山川但洞川。堀年数不相知」と記され、間切時代から知られている湧泉である。ウプカーの水源は近在の住民の飲料水源として上水道の全面普及(1965年)まで重要な役割りを担ってきた。ウプカーの水は下の海浜に流れ肥沃な土地を形成して[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】野加那泉~ぬがながー~

野加那泉

野加那泉は、比嘉部落の西側およそ500mの小字野加那佐事にある湧泉である。この泉は、琉球石灰岩の切り石で積まれた直径約5m・短径約4m・高さ約0.7mの半楕円形で、その北側壁の三分の一ほどの高さから清水が湧き出ている。二段構えに作られた構造の北側は飲料水、南側は牛馬洗い用に利用され、尚、使用後の水は[…] 続きを読む ⇒

【市指定:古文書・典籍】刀剣及び古文書~とうけんおよびこもんじょ~

刀剣及び古文書

「雍王旧記」(1727年)によると、豊見氏親(うずぬしゅう)の由来について、次の通り記録されている。 昔、伊良部村の主「豊見氏親」という人は、力万人にすぐれ、鬼神もあざむくぼどの勇者であった。その頃、平良と伊良部の海中に大鱶(ふか)が時々現れ、往来の船を転覆させ、命を奪っていたので、平良へ行く人達は[…] 続きを読む ⇒