宮古島市 教育長からのメッセージ
宮古島がもっと身近な島へ
近年、沖縄県は国内のみならず海外からの観光需要も多く、沖縄本島においては様々な観光名所などの整備が行われてきました。景気低迷の影響による旅行市場全体の冷え込みが厳しい中、宮古島においては、LCCの就航に伴い、沖縄本島を訪れた観光客が低料金で気軽に立ち寄れる離島観光地として人気のスポットとなってきております。
中でも、拝所を巡礼する「パワースポット巡り」をはじめ、宮古島特異の文化を訪ねることを目的とする観光需要は増加傾向にあり、実際に文化財に関する問い合わせも増えております。
過去・現在・未来を繋ぐ『綾道』
そこで、このような需要に応えようとスタートしたのが「宮古島市neo歴史文化ロード整備事業」です。
平成24年度から、沖縄振興特別推進交付金を活用して取り組んでおりますこの事業は、旧市町村の各地域に所在する「宮古島らしさ」に特化した文化財を中心とする散策コース「綾道(あやんつ)」の整備を行い、今日まで語り継がれてきた先人達の叡智である文化財を復活させ、それらを巡る新たな観光資源の創造を図り、広く活用することを目的としています。
観光立島である宮古島のアピールポイントを、「人」「自然」「食」だけではなく、「歴史と文化」という側面から伝えることで、また新しい宮古島が見えてくるのではないかと期待しております。
新しい観光ツールを採用
今回、このポータルサイトでご紹介しておりますアプリケーションシステム「宮古島市neo歴史文化ロード『綾道』」では、スマートフォンやタブレット端末を利用して、整備された各コースを散策することができるようになりました。このアプリケーションは、AndroidとIOSの両プラットフォームに対応しており、GPS機能を利用したコース案内が可能なほか、現地で動画コンテンツによる物件の説明などを閲覧することもできます。
また、コース上に設定されたクイズに答え、正解するとAR機能による宮古島市イメージキャラクター「みーや」との記念撮影ができるなど、楽しみながら文化財に親しむことのできる機能が満載です。
このアプリケーションを、新たな観光ツール、子ども達の学習ツールなど様々なシーンで活用していただければ幸いです。