【市指定:史跡】ピンザアブ遺跡~ぴんざあぶいせき~
ピンザアブは横浜国立大学の長谷川善和教授らによって、1980(昭和55)年発掘調査された。人骨やネズミ類・シカ類・ヘビ類・大型のヤマネコのものと思われる化石等が発見されている。国立科学博物館の佐倉朔教授の鑑定によると人骨はおよそ2万年前の旧石器人の人骨であることがわかり、ヤマネコのものと思われる化石等、考古学上、古生物学上貴重なものであることが明らかとなった。2万年前の旧石器人の化石が発見されたのは、全国でも数少なく、当時日本の最南端の発見であり、宮古の歴史を知る上でも、今後大きな根源となるだろうと思考される。
このように多くの貴重な化石の発見されたピンザアブは歴史的、考古学的に貴重な意義をもち、今後さらに緻密な発掘調査をしながら、その保存に努めなければならない。
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