【市指定:有形民俗】魚垣~かつ~
字佐和田の浜西方、下地島空港の北側滑走路埋め立て地約200mの所、カタバルイナウ(内海のイノー)にある。現在の「魚垣(カツ)」は、1850年頃善平マツさんによって造られたと言われている。
漁の形態は、佐和田の浜の遠浅を巧く利用したもので、周囲を石で囲み、潮が満ちるときに魚が入り潮が干くとき出口を一つにし、出口に網を張って、魚を採るというものである。構造は、北側から南へ放射状に石を積んで、東側(南に向かって)は約300m、西側は約60mの石積みが残っており、放射の頂点側が出口になっている。石積みの高さは、海底の地形にあわせて、高いところで約1m、低い所は約50cmである。
域内の面積は約3haで、石垣は二重構造(二重積)で頑丈にできており、出口の水路は、幅が約50cm、長さは約3mである。
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