【国指定:無形民俗】宮古島のパーントゥ~みやこじまのぱーんとぅ~


宮古島のパーントゥ01

宮古島のパーントゥ02

宮古島のパーントゥの面

1.平良地区島尻のパーントゥ・サトゥプナハ(里願い)は、年3回(旧暦3月末~4月初、旧暦5月末~6月初、旧暦9月初)行われるが、3回目には、面をつけた来訪神のパーントゥが出現することから、パーントゥプナハともいっている。来訪神は3体で、全身に蔓草(つるくさ)のシイノキカズラをまとって、泥を塗り、5人の女性神役(ミズマイ)にウパッタヌシバラ(拝所)で祈願をしてから集落に出て厄払いをする。(保持団体:島尻自治会)
2.上野地区野原のパーントゥは、旧暦12月最後の丑(うし)の日に行われる。地元ではサティパライ(里祓(さとばら)い)といっている。男女で構成し、女達は頭や腰にクロツグとセンニンソウを巻き、両手にヤブニッケイの小枝を持つ。男の子の1人はパーントゥの面を着け、他のものは小太鼓とほら貝で囃す。夕方祈願のあと集落内の所定の道を練り歩き厄払いをする。(保持団体:野原部落会)