【県指定:天然記念物・動物】ミヤコサワガニ


ミヤコサワガニ

ミヤコサワガニは、甲幅が3㎝程度の宮古島固有のサワガニであり、渡嘉敷島産のオオサワガニに近縁であると考えられている。水中で活動することが多く、夜行性で陸産貝類や水中の有機物を摂食する。サワガニ類は、陸水もしくは陸上のみで一生を終え、海水中では生息できない。
宮古島はかつて海面下に水没し、その後他の陸地と一度も陸続きにならなかったという説が一般的であるが、本種は宮古島の地史の再検討を促す貴重な生物である。
本種は、琉球列島の地史を検討する上で貴重であり、生息地も限定されその絶滅が危惧される。(地域を定めず指定)