【市指定:史跡】金志川泉~きんすうきゃーがー~
金志川泉は、金志川豊見親の屋敷跡より150mほど西側にある洞泉である。水壺は広くほぼ円形で水深は1mほどである。開口部から水壺までおよそ30段の階段が設けられている。「雍正旧記」(1727年)には「金志川・但洞川・堀年数不相知」とある。また、「宮古・八重山両島絵図帳」(1647年)には、おろか間切(7ヶ村)の中にきんす川村の名がある。更に「仲宗根豊見八重山入の時のあやご」に「金志川の豊見親金盛とよ/城なぎ弟なきたつとよ」と謡われていることからも、金志川泉は、金志川村と関係のあることがうががわれる。
金志川泉は、潮の干満によって海水が入り込むので、後年飲料水としては利用されなかったようだが、金志川村及び金志川豊見親との関連を予想させる貴重な洞泉である。
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