比嘉・長間コース
【市指定:史跡】野城泉~ぬぐすくがー~
福北集落の東北の海岸に沿って東西に延びる琉球石灰岩丘陵(標高約65m)に野城遺跡がある。その南西部にある野城泉は、石灰岩台地(標高50~67m)裾野に湧水口の周辺を切り石積み技法によって築造された“降(うがー)り井”の形態をもつ自然湧水で、現在も水量は豊富である。 野城泉は、野城遺跡に関わりがあると[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・植物】飛鳥御嶽の植物群落~とびとりうたきのしょくぶつぐんらく~
隆起さんご礁における植生として、他地域の森林階層構造との比較並びにその遷移段階を観察するのに貴重な自然教材園である。さらに野鳥の生息(産卵)地、周辺畑地の防風林としてはもとより、聖地として古くから地域の人々によって大事にされている。 18世紀中葉に編集された「宮古島記事仕次」によるとおよそ数世紀以前[…] 続きを読む ⇒
【市指定:無形民俗】比嘉の獅子舞い~ひがのししまい~
比嘉の獅子舞いは1913(大正2)年に始まったと伝えられる。士族と平民が字有地の財産を巡って争い訴訟事件にまで発展、比嘉集落の将来を憂慮した双方は、1912(明治45)年和解した。その和解記念の祝賀行事に獅子舞・競馬・角力などを催したという。 この行事は「パツカショウガツ」(旧暦1月20日)と呼ばれ[…] 続きを読む ⇒
【市指定:有形民俗】山川ウプカー~やまがーうぷかー~
山川集落から北へ500m程の所にある湧泉である。「雍正旧記」(1727年)に「山川但洞川。堀年数不相知」と記され、間切時代から知られている湧泉である。ウプカーの水源は近在の住民の飲料水源として上水道の全面普及(1965年)まで重要な役割りを担ってきた。ウプカーの水は下の海浜に流れ肥沃な土地を形成して[…] 続きを読む ⇒
【県指定:史跡】高腰城跡~たかうすじょうせき~
宮古島の東海岸側、比嘉集落北の丘陵(高さ113m)の頂上部分につくられた城跡である。東西約70m、南北約40mの大きさで、自然の石をそのまま積んだ城壁の礎石が残っている。 「雍正旧記」(1727年)や「宮古嶋記事仕次(みやこしまきじしつぎ)」(1748年)等の宮古旧記類には、この城の城主が高腰按司([…] 続きを読む ⇒