【市指定:史跡】カナマラアブ
カナマラアブは、伊良部島南側の長山の農道78号線の中頃から北に300m程の所にあり、深さは、54.5mの縦穴で、ほぼ海面と同じ深さになっている。洞口は、幅0.8m、長さ1.8m、直下で35mの所に第1着地点がある。途中20mの所には横穴も発達し、コウモリのすみかになっている。横穴の底は粘土で、西の方向に発達しているものと南西方向に発達しているものとがあり、西の方向に発達しているものは、つらら石、石筍、石柱などが観察できる。また、南西方向に発達しているものは、奥の方で井戸のような縦穴になっており、下の方で、元の縦穴につながっている。
カナマラアブからは、人骨・ノロジカ・ミヤココキクガシラコウモリ等の化石骨が多数見つかっている。
特に人骨は、2万年程前の人骨と推定されている。
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