【市指定:史跡】観音堂経塚~かんのんどうきょうづか~


観音堂経塚

観音堂は1699(康熙38)年の創建で、定納船上下の安全祈願所として崇敬をあつめたと伝えられる。前庭にある経塚は、宮古における仏教伝来の事跡をかたちあるものをもって示す数少ない遺跡の一つである。碑文は、オモテ「経呪嶺( きょうじゅれい )」・ウラ「雍正丙辰冬白川氏恵道建焉 ( ようせいひのえたつふゆしらかわうじけいどうここにたてる ) 」とある。雍正丙辰は1736(雍正14・乾隆元)年で、観音堂建立より37年後のことである。

白川氏恵道は家号上地野、1731(雍正9)年~1737(乾隆2)年まで平良の頭職をつとめており、頭在任中に建立したものである。


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