【市指定:天然記念物・植物】イラブナスビ


イラブナスビ

伊良部島の海岸周辺と※東平安名崎周辺にのみ生息するナス科の固有種である。1972(昭和47)年テンジクナスビの亜種(SolanumindicumL)として発見されたが、多和田真淳は、亜種ではなく、固有種として発表し、イラブナスビと命名した。その後、1990年、東京大学の山崎敬と沖縄県職員の澤岻安喜により新種であることが発表され、イラブナスビSolanummiyakojimenseT.Yamaz,etTakushiであることが正式に確認されている。
テンジクナスビに比べると、葉が小さく、茎や葉の刺が円柱形で、あまり偏平にならず花は小さい。また、萼(がく)は浅く裂けていて萼片が小さく、花冠は白色である。サバウツガー周辺にも見られ、北風が吹きつける海岸に植生している。

※2011年現在は確認できていない。