Tag ‘明和の大津波’

【市指定:史跡】「乾隆三十六年大波」碑~けんりゅうさんじゅうろくねんおおなみひ~

「乾36年大津波」碑

与那覇前浜後方の丘陵地(俗称:前山)の中に高さ64cm、幅29cm、厚さ14cm、サンゴ石灰岩を加工した石碑が台座に据えられている。表の碑文の右側は、「乾隆三十六年三月十日大波」、中央は「宮国新里砂川友利」と判読できる。この石碑は、乾隆36年3月10日(新暦1771年4月20日)に発生した石垣島南東[…] 続きを読む ⇒

【市指定:無形民俗】新里の豊年祭~しんざとのほうねんさい~

新里の豊年祭

新里の豊年祭は旧暦の6月のつちの日に行われる行事で、獅子舞・棒振り・女踊り(抱き踊りと投ぎ踊り)および綱引きなどで構成されている。豊年祭の起源については不明であるが、1771年の「明和の大津波」によって壊滅的な打撃を受けた部落が、海岸近くにあった元島から現在の位置に部落を建て、また伊良部島などから移[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】キャーザ井~きゃーざがー~

キャーザ井

新里元島時代に掘られたと思われる古い井戸だが掘った年は不明である。1771年の「明和の大津波」後、新里元島が現在位置に移ってからも、専用井戸として利用されている。現代でも水道のない頃の人々の生活をささえ、貴重な水資源として重宝がられてきた。 1965年、上水道の全面普及に伴い、料飲水源として利用され[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】スカプヤー御嶽~すかぷやーうたき~

スカプヤー御嶽

スカプヤー御嶽のある一帯は宮国元島である。スカプヤー御嶽はンナフカ祭りの根所として住民の尊崇する御嶽である。この御嶽には、白鳥と化して飛んできたルリツボの伝説があり、毎年9月中乙卯から未の3日間は牛馬も外へ出さず、ンナフカ精進をして祭りをすることになっている。このあたりの海岸は、昔の貿易場の面影を残[…] 続きを読む ⇒

【市指定:史跡】下地島巨岩~しもじしまきょがん~

下地島巨岩

径59.9m、高さ12.5mの巨石が下地島の西海岸に座しており、重量は、推定で約2万トン、オコスクビジー(大きな帯をした岩)、あるいはヌーマミージー(馬の番をする岩)、帯大岩の名で親しまれている。 1771(明和8)年、明和の大津波の時に打ち上げられたと言われ、津波の高さは、およそ40mで、マグニチ[…] 続きを読む ⇒

【県指定:有形民俗】城辺町の友利のあま井~ぐすくべちょうのともりのあまがー~

城辺町の友利のあま井

城辺の字砂川と字友利の境界にあって、友利元島遺跡の西側に隣接する自然洞窟の井泉である。降り口から湧き口までの深さは約20m、自然洞窟井泉の規模としては大きく、水量も豊かである。 1965(昭和40)年に城辺で上水道が普及する以前は、この井泉が飲料水を始め、生活を営む上の貴重な水資源であった。水を汲む[…] 続きを読む ⇒

【市指定:記念物名勝】佐和田の浜珊瑚礁・礁湖面~さわだのはまさんごしょう・しょうこめん~

佐和田の浜珊瑚礁・礁湖面

伊良部島と下地島の北西に位置し、弧状の裾礁内(通称イナウカタパル)が佐和田の浜の礁湖である。 「日本の渚百選」にも選ばれた風光明媚な佐和田の浜と、「明和の大津波」など、で打ち上げられたと伝わる三百余の岩魂、遠浅の海は亜熱帯の自然と珊瑚礁、黒潮が作り上げた天然の芸術品である。 環礁は県内有数のもので、[…] 続きを読む ⇒