Tag ‘狩俣’

【市指定:史跡】四島の主の墓~ゆすまのしゅうのはか~

四島の主の墓

現在、狩俣には「四島の主の墓」といわれている墓が四ヶ所ある。この墓は、そのうちの1つである。この墓は、島尻・大神・狩俣・池間の四邑が遠望できる丘陵上にある。この墓の構造はツガ墓に似ており、周囲には石積みの外郭が二重にめぐらされ、南々西に向かって一枚岩をのせたアーチ門が築かれている。又、墓室は一室で墓[…] 続きを読む ⇒

【市指定:史跡】海軍特攻艇格納秘匿壕~かいぐんとっこうていかくのうひとくごう~

海軍特攻艇格納秘匿壕

狩俣の南西海岸丘陵地に所在する。本壕と脇豪合わせて、総延長約300mの規模で、5ヶ所の出入口を有する海軍313設営部隊により築造された。1945(昭和20)年3月1日から終戦まで第41震洋特別攻撃八木部隊の特攻艇の格納秘匿壕として使用された。八木部隊の隊員は狩俣の基地で出撃を待ったが、連合軍の宮古上[…] 続きを読む ⇒

【市指定:天然記念物・植物】狩俣の植物群落~かりまたのしょくぶつぐんらく~

狩俣の植物群落

狩俣集落の後方丘陵に発達する自然林である。その東側は断崖絶壁で海に面し大神島が望見できる。植物群落は海岸に沿って南北に延びる丘陵に細長く分布しており、宮古群島内では最大規模の面積を有する自然林となっている。磯津・大城御嶽や数ヵ所の拝所が点在し、その関係で植物群落全域が集落の神聖な場所として大切に保護[…] 続きを読む ⇒

【市指定:天然記念物・自然】島尻のマングローブ林~しまじりのまんぐろーぶりん~

島尻のマングローブ林

マングローブ林は熱帯、亜熱帯地方の海岸や河口の汽水域(海水と淡水が混ざり合う水域)の泥土に生育する常緑低木・高木の一群である。日本では南西諸島に数種が分布し、鹿児島県喜入が北限とされている。 沖縄県内では、4科6種が分布し、八重山6種・宮古5種・沖縄本島4種の分布が確認されている。島尻のマングローブ[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】クスヌカー(後の井)

クスヌカー(後の井)

クスヌカーは、狩俣集落に古くから伝わるウャーン(祖神祭)祭祀のニーリ(神歌)の中で、「時の酉長と伝わるウプグフトゥヌ(大城殿)が井戸の掘削を思い立ち、甥と相談し、村人たちを呼び集めマイツ(手斧)・ブナ(大斧)などの鉄製道具を使い、クスヌカーを掘ったところ、うまい水が豊富に湧きだしたので、人々は余りの[…] 続きを読む ⇒

【市指定:有形民俗】イスゥガー(磯井)

イスゥガー(磯井)

狩俣集落の発祥にかかる井泉で、狩俣のウャーン(祖神祭)の祭祀の神歌タービの中で、概略「創世神豊見赤星テダナフラ真主は最初にタバリ地に降り、良泉を求め北へ進み、カナギ井・クルギ井・ヤマダ井を経て最後にイスゥガーを見つけ、そこの泉水は水量は少ないけれども旨いので、この水ならば神に供えて祈るシトギ水になる[…] 続きを読む ⇒

【国指定:史跡】先島諸島火番盛「遠見番所」狩俣遠見~さきしましょとうひばんむい「とうみばんしょ」かりまたとうみ~

狩俣遠見

宮古島市5ヵ所( 池間・狩俣・島尻・来間・砂川) 江戸時代、鎖国体制下の1644(順治元)年に、薩摩藩支配の琉球王府によって設置された、海上交通の監視・通報(烽火:のろし)機能をになった遠見番所跡群。先島諸島は琉球列島の最西端に位置し、東シナ海の緊張に直面しており、対外関係と鎖国体制の完成を示す遺跡[…] 続きを読む ⇒

【国指定:史跡】先島諸島火番盛「遠見番所」池間遠見~さきしましょとうひばんむい「とうみばんしょ」いけまとうみ~ 

池間遠見

宮古島市5ヵ所(池間・狩俣・島尻・来間・砂川)江戸時代、鎖国体制下の1644(順治元)年に、薩摩藩支配の琉球王府によって設置された、海上交通の監視・通報(烽火:のろし)機能をになった遠見番所跡群。先島諸島は琉球列島の最西端に位置し、東シナ海の緊張に直面しており、対外関係と鎖国体制の完成を示す遺跡とし[…] 続きを読む ⇒