伝統芸能と伝統工芸

【国指定:無形民俗】宮古島のパーントゥ~みやこじまのぱーんとぅ~

宮古島のパーントゥ01

1.平良地区島尻のパーントゥ・サトゥプナハ(里願い)は、年3回(旧暦3月末~4月初、旧暦5月末~6月初、旧暦9月初)行われるが、3回目には、面をつけた来訪神のパーントゥが出現することから、パーントゥプナハともいっている。来訪神は3体で、全身に蔓草(つるくさ)のシイノキカズラをまとって、泥を塗り、5人[…] 続きを読む ⇒

【国指定:工芸技術】宮古上布~みやこじょうふ~

宮古上布

宮古上布は、16世紀末、栄河氏真栄(えいがうじしんえい)の妻・稲石(いないし)によって創製されたと伝えられている。1637年に人頭税として上納布に定められて以来、精巧な織物であることが要された。その伝統技術が今日に至るまで継承されて宮古上布を性格づけている。 苧麻繊維を糸とする織物で、越後上布(えち[…] 続きを読む ⇒

【国指定】多良間島の豊年祭~たらまじまのほうねんさい~

多良間島の豊年祭

多良間島の“八月踊り”の起源はさだかではないが、元々「八月御願」あるいは「皆納祝」と呼ばれているところから人頭税制にかかわりのあるものと、推定されている。旧藩時代人頭税に苦しめられた人々は、上納期にあたる旧暦7月の翌月の吉日を選んで八月御願と称して各御嶽をめぐって祭事をおこなった。ここで完納を祝い豊[…] 続きを読む ⇒