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【戦争遺跡】宮古南静園の機関銃壕

国立ハンセン病療養所宮古南静園の敷地北側にある船揚げ場の浜の崖に、U字型の壕があります。この東海岸一帯は、米軍が上陸する地点と想定されていたため、上陸を阻止するための重火器が設置されました。この壕は「歩兵第30連隊速射砲中隊」が造ったと考えられています。 ≫Gooleマップで見る

【戦争遺跡】大浜の特攻艇秘匿壕

宮古島から伊良部大橋へと繋がる道の左手側に、数多くの壕が残されています。これらの壕群は、琉球石灰岩を「コの字型」や「H型」に、掘り込んであります。壕には特攻艇を移動させるためのレールを設置した際の敷石が残っています。こちらの壕群には「海上挺進第30戦隊」の特攻艇を秘匿する予定でしたが、奄美近海で全滅[…] 続きを読む ⇒

【戦争遺跡】二重越の地下壕群

二重越の地下壕群は、丘陵東側の壁面を掘り込んで構築されています。10の壕からなり、最大の壕は、5つの壕口が連結し、総延長は200m以上にもなります。また、中にはコンクリート造りの壕や、電線を渡したと思われる鉄製のフックや碍子が散在する壕も確認され、軍事的に重要性の高い地下壕群であるといえます。聞き取[…] 続きを読む ⇒

【戦争遺跡】海軍第313設営隊の地下壕群

熱帯植物園から宮古青少年の家にかけての丘陵には、34カ所の壕口が広範囲にわたって造られています。 これらの壕群は、軍事作戦に必要な陣地を構築する「海軍第313設営隊(650人)」の本拠地に関連するもので、中には総延長が500m以上にも及ぶものもあり、宮古島で最長の壕が確認されています。 ≫Goole[…] 続きを読む ⇒

【市指定:天然記念物(植物)】ミヤコジマソウ~みやこじまそう~

miyakojimasou

ミヤコジマソウは、キツネイマゴ科の多年草である。概して海岸崖下の砂地や石灰岩の上に生え、茎は倒伏して節部から根をおろし長さ10㎝内外となる。葉は対生し、径1~2㎝の円形に近い卵状広楕円形で、両面に軟毛がある。頂生する穂状花序は2~3花をつけ、苞を伴う。花は白色で径1㎝位、雄蕊を4個有する。果実は長さ[…] 続きを読む ⇒

【市指定:史跡】「乾隆三十六年大波」碑~けんりゅうさんじゅうろくねんおおなみひ~

「乾36年大津波」碑

与那覇前浜後方の丘陵地(俗称:前山)の中に高さ64cm、幅29cm、厚さ14cm、サンゴ石灰岩を加工した石碑が台座に据えられている。表の碑文の右側は、「乾隆三十六年三月十日大波」、中央は「宮国新里砂川友利」と判読できる。この石碑は、乾隆36年3月10日(新暦1771年4月20日)に発生した石垣島南東[…] 続きを読む ⇒

【国指定:天然記念物(地質)】宮古島保良の石灰華段丘~みやこじまぼらのせっかいかだんきゅう~

宮古島保良の石灰華段丘は、宮古島の南海岸に位置し、東平安名崎の北西、通称・宮土(みゃーどぅ)の海抜30mの海成段丘の段丘崖下に所在しており、海抜約5m付近から低潮位までの緩斜面上に、汀線にそって長さ約70m、幅最 大約30mにわたり発達している。リムストーンプールは長径約10m~数㎝位まである。その[…] 続きを読む ⇒

【国登録:有形文化財】旧仲宗根氏庭園~きゅうなかそねしていえん~

忠(ちゅう)導(どう)氏(うじ)仲宗根家(なかそねけ)は15世紀末から16世紀初めにかけて宮古島の首長となった仲宗根豊見親玄雅(なかそねとぅいみゃげんが)を祖とする一門で、名乗頭に「玄」を名乗り、多くの宮古の頭職を輩出した由緒ある名家である。 庭園の作庭年代については家主の聞き取りから昭和4年に住宅[…] 続きを読む ⇒

【国指定:名勝・天然記念物】八重干瀬~やびじ~

八重干瀬という名称の由来には諸説あり、8つの干瀬からなるからとも、干瀬が幾重にも重なっているからとも言われている。八重干瀬は、池間島や島尻では「やびじ」、狩俣では「やぴし」等と様々な呼称があり、1999(平成11)年の「八重干瀬」の2万5千分1地形図発行にあたり、国土地理院から呼称の統一を求められた[…] 続きを読む ⇒

【市指定:天然記念物(植物)】ミヤコハナワラビ~みやこはなわらび~

ミヤコジマハナワラビ

ミヤコジマハナワラビはハナヤスリ科ミヤコジマハナワラビ属の多年草で、本種のみでミヤコジマハナワラビ属を構成する一属一種の植物である。根茎は太く、地中を横送する。地上茎は真っすぐに立ち上がり高さ20~40㎝、濃緑色でやや柔らかい。栄養葉は3全裂し、それぞれがさらに3~4裂する。裂片は長楕円形で長さ6~[…] 続きを読む ⇒