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【市指定:史跡】ピャーズ御嶽(クンマウキャー)~ぴゃーずうたき~

ピャーズ御嶽(クンマウキャー)

伊良部島の東側牧山にある御嶽で、「雍王旧記」(1727年)によれば、祀られている祭神は あからともがね(赤良友金)で1380年ごろ久米島より兄弟で来島して、高度な農耕文化、鉄の農具を伝えたと言われ、弟は比屋地の神となり兄は八重山おもと嶽の神になったという。 ピャーズの由来は、琉球では昔、神様が座って[…] 続きを読む ⇒

【市指定:史跡】黒浜御嶽~くろはまうたき~

黒浜御嶽

黒浜御嶽は、伊良部島字佐和田の西北西、佐和田の浜の礁湖に面する所にあり、兄妹産神を祭っている。島の村建ての伝説を持つ御嶽で、兄妹神の最初の子はブフズ(魚)で、二番目の子はアパ(魚)、三番目の子はウナズ(海蛇)だったので、それぞれ海へ放った。悲しんで、神様に相談すると、「夜、ユナの葉を二人の間に置いて[…] 続きを読む ⇒

【市指定:史跡】スサビミャーカ:巨石墓~すさびみゃーか:きょせきばか~

スサビミャーカ(巨石墓)

字伊良部の東方約340mの所にあり、1600年頃建造されたと推定され、現存する伊良部地区のミャーカの中では、規模が最も大きく、石工技術も優れている。外囲いの石積みは二重になっている。外側は東西10.8m・南北7.2m・高さは1.8mで、畳大の巨石を積み上げている。 内囲いの石積みと二つの壁は、厚さ2[…] 続きを読む ⇒

【市指定・史跡】サバウツガー

サバウツガー

直径1.5m、深さ4.5mの石積みのサバウツガーとその周辺地域、それに、井戸までの階段も含めて指定されている。1966(昭和41)年8月に簡易水道が敷設されるまで、240年以上も佐良浜の人達の生活用水として活用されてきた井戸である。名前の由来は、池間島から見た地形が鮫(サメ)の口に似ていることからサ[…] 続きを読む ⇒

【市指定:天然記念物・地質】大竹中洞穴~うぶたけなかどうけつ~

大竹中洞穴

佐和田線と基幹農道との交差点の東北側500m程の所、土地改良区内にある。1977(昭和52)年12月18日、琉球大学の野原朝秀教授等によってミヤコノロジカの化石片が発見され、1999年3月には、人の歯の化石も見つかっている。大竹中洞穴は杓文字(しゃもじ)型をした広い陥没ドリーネの崖面にあり、この横穴[…] 続きを読む ⇒

【市指定:記念物名勝】下地島南・西岩礁海岸~しもじじまみなみ・にしがんしょうかいがん~

下地島南・西岩礁海岸

下地島の南・西側海岸は、「通り池」や「ナビズク」「ナガビダイキ」「オコイキ」など沖縄の岩礁地帯の特徴が如実に表れている所である。カルスト地形特有のドリーネが数多くあり、琉球石灰岩は砕屑性砂質、礫質石灰岩、石灰藻、サンゴ石灰岩などの岩相の区分が観察できる貴重な地域である。 特に、下地島は隆起珊瑚礁でで[…] 続きを読む ⇒

【市指定:記念物名勝】白鳥崎岩礁海岸地域~しらとりさきがんしょうかいがんちいき~

白鳥崎岩礁海岸地域

伊良部島の北西、東シナ海に面し、県内有数の弧状の裾礁(通称白鳥干瀬)を臨む大海原と、それらの浸食により形成された岩礁地帯である。現在は西海岸公園地域にもなっているが、亜熱帯特有の岩礁性植物が数多く植生している所でもある。 伊良部島と下地島は、今から約200万年~600万年前の新生代第三紀の鮮新世にで[…] 続きを読む ⇒

【市指定:記念物名勝】佐和田の浜珊瑚礁・礁湖面~さわだのはまさんごしょう・しょうこめん~

佐和田の浜珊瑚礁・礁湖面

伊良部島と下地島の北西に位置し、弧状の裾礁内(通称イナウカタパル)が佐和田の浜の礁湖である。 「日本の渚百選」にも選ばれた風光明媚な佐和田の浜と、「明和の大津波」など、で打ち上げられたと伝わる三百余の岩魂、遠浅の海は亜熱帯の自然と珊瑚礁、黒潮が作り上げた天然の芸術品である。 環礁は県内有数のもので、[…] 続きを読む ⇒

【伊良部】イラウタオガニ

イラウオタガニ

タオガニは、唐金という人が、これまで歌い継がれていた古謡を初めて整理、歌い伝えたと言われている。また、イラウタオガニと宮古トーガニとは旋律がことなる。イラウタオガニは、お祝いの座や酒座でよく歌われますが、歌の主題は、自然、恋愛、親孝行、教育、情け等に関するものを即興で表現している。現在大衆化している[…] 続きを読む ⇒

【市指定:無形民俗】佐良浜ミャークヅツ~さらはまみゃーくづつ~

佐良浜ミャークヅツ

佐良浜ミャークヅツは、旧暦8月、9月の甲午(キノエウマ)の日から4日間「ムトゥ」を中心に、佐良浜の人達総出で盛大に行われる祭りである。ミャークヅツを行っているのは、池間島、平良・西原地区の三地域である。初日を「アラビ」・2日目を「ンナカヌヒー」・3日目を「アトヌヒー」・最終日を「ブートイビー」と呼ん[…] 続きを読む ⇒