動植物・地質鉱物など
【市指定:天然記念物・植物】イラブナスビ
伊良部島の海岸周辺と※東平安名崎周辺にのみ生息するナス科の固有種である。1972(昭和47)年テンジクナスビの亜種(SolanumindicumL)として発見されたが、多和田真淳は、亜種ではなく、固有種として発表し、イラブナスビと命名した。その後、1990年、東京大学の山崎敬と沖縄県職員の澤岻安喜に[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・植物】古墓を抱くアコウ~ふるばかをだくあこう~
上地部落の南部に真中屋(んなかやー)御嶽がある。この御嶽に、500年以前頃のものと思われる古墓を抱く木がある。木の直径約2.50m、樹高約8m、枝張り南北約13m、東西約17mもあり、台風のない年が続けば枝葉はぐんぐん伸びるので倍の広さにもなる傘状の大木である。この木の根本の古墓の神名を近隣に住む古[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・植物】サキシマスオウノキ
アオギリ科に属し高さ5.15mに達する常緑の高木で通常紅樹林内に自生する。葉は長楕円状卵形.楕円状卵型、長さ10.20m、鈍頭、円脚、表面は無毛で平滑、裏面は淡色または銀灰色の円状の麟片を密布する。果実は硬い木質で広いボート形、表面は平滑で光沢がある。奄美大島・沖縄島・宮古・石垣・西表、台湾その他熱[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・植物】トマイ御嶽の植物群落~とまいうたきのしょくぶつぐんらく~
この植物群落は、与那覇西方海岸にあり北側の林緑は海に接し、シマシラキ群落が縁取っている。海抜ゼロメートルの林床は湾内へ流出する土壌の推積によって肥沃化し、発達した高木林を形成している。群落の特異な景観は宮古島唯一のものである。この群落の構成種は、高木層にモモタマナ・タブノキ・ヤブニッケイ・サキシマス[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・植物】前山御嶽の植物群落~まえやまうたきのしょくぶつぐんらく~
この植物群落は与那覇集落の南西約500mにあり、一帯は新世代第四紀洪積世の琉球石灰岩からなり、フクギを主とする植物群落である。フクギが植えられたのは300.400年前だと考えられる。 群落内には直径約1mの大木がいくつかあり、ガジュマル・センダンなども見られ草本層は余り発達していない。前山御嶽には古[…] 続きを読む ⇒
【市指定:天然記念物・保護区】来間島断崖の植生~くりまじまだんがいのしょくせい~
本断層崖は、来間島北海岸にある。崖の稜線は海岸から約100mの巾を持ち、海岸線とほぼ平行に走っている。長さは約3.2km、断層崖が約2.4km海食崖が約850mと連続して伸び、島の半分を取り囲んでいる。 本断層崖は宮古群島を特徴づけるいくつかの断層稜線の一つであり、第四紀洪積世の頃形成されている。地[…] 続きを読む ⇒
【国指定:名勝・天然記念物・地質】下地島の通り池~しもじじまのとおりいけ~
通り池は、2つの池が相接し、天然の橋によって通じている。東北側が直径約55mで水深約25m、南西側が直径約75mで水深は海側が約40mである。直径約10mの海底洞穴で海と通じており、両池は潮の干満で水深が変化する。池の成因は琉球石灰岩が長年の間に海と通ずる鍾乳洞を生じ、その2ヵ所が崩落して天然橋で結[…] 続きを読む ⇒
【国指定:名勝】東平安名岬~ひがしへんなざき~
宮古島の東端に細長く突き出た全長約2km、幅30m・150mの岬で、琉球石灰岩のカルスト地形に固有の海岸性植物群落が展開する独特の自然環境とともに、特有の伝承を持つ美しい景勝地として知られる。周囲絶壁は琉球石灰岩の海食崖に囲まれ、標高約20mの平坦面は海食低位段丘を成し全体として海側に向かって突き出[…] 続きを読む ⇒